黄綬褒章受章に際し
令和4年4月29日に名誉ある「黄綬褒章」を受章した大導寺正毅です。
ご推薦頂いた全理連の大森理事長をはじめ早川副理事長、湊副理事長、千葉県組合の増田理事長には大変感謝しております。
有難うございました。
特に感謝申し上げたいのは、私の師であり親でもある飛田英雄前東京都組合理事長であります。
中途半端な生き方をしてきた17才の頃の私を、約半世紀に亘り公私共にご指導いただき、そのご尽力と師の教え、そして素晴らしい先輩や仲間がいたからこそ令和2年に受章した「卓越技能章」現代の名工に続いて、この様な素晴らしい章を頂く事ができました。
有難うございます。
師の教えとは技術もさることながら、業界関係の頼まれごとに関して「はい」と言う言葉と共に「行動しろ」でした。
そのおかげで良い人間関係が築けました。
師の基で修業した13年間にCNCヘア技術集団の河合靖臣前会長をはじめ先輩や仲間と出会い、また東京都組合・都理協でも先輩や仲間に恵まれ技術や知識を学び、講師として活動させて頂きました。
結婚を機に千葉県の市川へ移り千葉県組合の講師となり、千葉県内での組合・講習活動をさせて頂くうちに、田村一芳先生(現全理連中央名誉講師)に勧められ平成16年の16名の素晴らしい経緯歴の同期達と全理連中央講師に就任いたしました。
翌年には幸運にも全理連ニューヘア「インプレッションX」の設定委員に選出していただき、講師活動も全国各地へ出講させて頂く様になりました。
その後、技能五輪の競技委員及び競技主査を6年間務め、同時に千葉県組合の矢野前理事長(当時全理連教育委員長)に推薦され、理美容教育センター主催の「理美容学生技術大会」(理美容甲子園)の運営委員をはじめ、教員資格認定試験委員長・教科書選定委員等を現在も務めさせて頂いております。
この様にトビタでの修行じだいから現在に至るまで、理容業界の良き先輩方、素晴らしい仲間にめぐり逢い、その方達により様々な役職を経験させて頂いたおかげで「黄綬褒章」を頂くことが出来ました。
この様な経験と現在の役割を活かし、教育を通じて理容業界発展に尽くしていきます。
最後になりますが、私のこれまでを良く理解して仕事と生活を共にしてくれた妻と娘たちに感謝したします。